2015/09/26「YES」
フローリングの剥離を、行ってきました。
最高難度です。
とんでもない汚れ交じりの分厚いワックス
多くのひび割れ箇所
反りかえっているフローリング材
本番作業前に、信頼できる人間にも相談しましたが、
上手くいかないだろうという助言。
それでも、イケるという可能性を、感じない訳でもない、、、
やってみないと分からない、、、
今回のお客様からの清掃依頼に、「YES」をしました。
異なる何種類かのワックスが塗ってあり、更に、多重塗りで
とんでもない黒ずんだ分厚いワックスになってしまっている。
それを、剥がしながら、以前の作業者さん達の、葛藤と苦悩が
ヒシヒシと体内に伝わってくるのを感じ、只事ではない重みが圧し掛かってくる。
それぞれの写真が、10年以上にわたり、苦しみを押し殺すかのように
ワックスを塗られたフローリングの姿です。(6枚目だけは、全て綺麗にして生き返った写真)
当然、一番気持ちを害していたのは、お客様です。
安易な考えで、張り替えをすれば良いじゃないか!みたいな話ではない。
お客様にもお客様がいらっしゃるので、
仕事を休みにしたくない、 フローリングを張り替えるとなると、相当な費用が掛かってしまう
というお悩みに、一肌脱いだという訳です。
様々な準備をして、本番に臨みましたが、前半戦は、苦戦するばかり、、、
それもそのはず、始めから反りかかっていて、クラックも入ったフローリングに、
更に、ワックスが分厚いとなれば、全ての準備してきた策が打ち消されていきました。
しかし、作業をしているうちに、打開策を見つけ出しました。
新たな発見です。「こうしてみたらどうかな?」という、アイデアが浮かび、
迷わずそれを行うと、みるみるきれいに剥離が進みます。
こんな事も、あるんですね。
結果、お客様に喜んで頂き非常に良かった訳ですが、
弊社も、知りえなかった技術を習得し、更にレベルがアップしたので、
本当に、お客様に感謝の一言に尽きます。
それにしても、最初のフローリングの姿から、綺麗に剥離した床の姿は全く別物で、
想像の域を超えていました。