2015/07/08被膜コントロール
定期清掃では、床の上に塗られたワックス等の内部に汚れが入らない様に施工・管理しております。
今回も、そのようにしてきました。
この施工・管理能力がないと、ワックスが黒くなったり、黄色くなったりして、見栄えが悪い物になります。
この能力は、ワックスの被膜コントロール力という事になります。
実は、前回サラッと書いたバフは床を汚すという事にも繋がります。
分かりにくい方に詳しくご説明すると、コンビニエンスストアのトイレ等によく置いてある機械をご存知でしょうか?ワックスを研磨する機械です。よく、店員さん等が一生懸命、あの機械(=バーニッシャー)で磨いてるのを見かける事があるかと思います。簡単にいうと、それがバフするという事です。
これを、清掃業者も、もっと質を上げてする訳です。しかし、これをすると、被膜コントロールを徐々に失っていきます。漸次、目に見えずに進行していきます。要するに、結局、ワックスの汚れ・劣化を防ぐ事が出来なくなるのです。
それが証拠に、なぜ、剥離(ワックスを全部剥がす事)をしなければならないのでしょうか?
バフして、床を汚している事に気づかないで、最後に、剥離せざるを得ない状況に陥ってるからです。
実は、この事は、お客様の声から、分かった事です。
この事がお蔭で、弊社では、バフをやめる事が出来たのです。それが、相当なレベルアップに繋がっていきました。本当の意味で、被膜コントロール力を、手に入れる事が出来る様になったのです。
当然、バフ以外にも、被膜コントロール力を失う事が、まだまだあります。
例えば、これも以前、記事しましたが、
[ ダスタークロス掛け→ポリッシャー等で洗浄→ウエットバキューム等で汚水回収→モップで数回拭き→ワックス掛け又はバフ掛け ]
という清掃手順・方法では、剥離を必然的に誘発することになり、それにより床材を傷め、環境汚染、人体への悪影響につながる事になるのです。
日々、こんな事を考えながら清掃している訳ですが、とってもとっても大事な事だと思っています。
皆さん、剥離剤の臭いを嗅いだ事、ありますか?
剥離剤が揮発され、それを吸う事がどんなに人体に良くない事か、、、。
皆さんの為に、こんな事にならないようにしていこうと思い、日々改善を繰り返し最良を尽くしております。それが、業界を良くする為でもあり、結局自社の為に繋がる事だと思ってます。