2020/05/18亜鉛フリーと微生物たち。
前回の続きで、今回、②と③です。
②金属架橋剤である亜鉛不使用のワックス(亜鉛フリーワックス)を使用する。
③善玉菌の集まりと有用成分で環境を整える。
②からです。現在、耐久性などの観点から、業界では水性・油性ワックスの代わりに多くの樹脂ワックスが使用されています。
化学物質なので、人体・環境にはデメリットがあります。シックハウス症候群、化学物質過敏症などという言葉を見たり、聞かれたりした方もいらっしゃるかもしれませんが、様々な種類の微量な化学物質で引き起こされる健康被害です。
こういったことから、有機リン化合物や揮発性有機化合物(VOC)等を使用しないワックスというのも、業界では大分生産されてきております。ただ、金属架橋剤不使用ワックスというのは、まだ多くありません。金属架橋とは、ワックス分子を繋ぐ重金属の亜鉛です。亜鉛は、下水の際のバクテリアの分解力を弱めてしまったり、多く摂取すると健康被害にも繋がります。
このことから、洗剤を水に替えただけではまだ人体・環境に負荷が掛かるという事で、ワックスをリンフリーなどだけでなく、亜鉛フリーに変更して管理していく事にしました。
次に③ですが、更に汚水処理の際、もっと良くしていけないかという考えと、そもそも、人体、環境を考えていくと、下水に流れる事だけでなく、空中にもこれまで以上に気を配るようになっていきました。自分の人体と繋がる上も下も改善していこうと、自然に考える様になっていきました。
そこで、昨年から様々な善玉菌とその有用成分で、悪玉菌を抑制して、善玉菌優位の環境を上(空中)・中(床)・下(床下)と多角的にキレイにしていく事にしました。
これがですね上中下に非常に効果がありました。私の体も健康になって行ったのを身をもって実感し、全て繋がってるんだなと体験する事が出来ました。発酵環境で整えるという事をして、心も体も対象物質もキレイにして循環させました。
床清掃をしながら、上中下とキレイにそして消臭もしていく事で、幅が広がり始めました。これを黙ってても器が小さいままで終わりますし、体験してなんぼですから、取り組んできたからこそお伝え出来ております。
正直に申しますと、ただ綺麗にしようという考えだけですと、この微生物清掃は出来なかったというか、やらないほうが良いと思ってます。例えば、床清掃の定期管理をしようとする際、気をつけないと上手くいかなくなってしまうという事があり、ある意味でのエゴからくる綺麗の追求を外して高い視点に立つ事が必要になってくると思います。
②、③と更にアップデートをしていこうと思いますが、こうしたらいいんじゃないかという事を幾つかやり残しており、それを今後検証していこうと思ってます。
そして、最後にこれが出来たら、もうやる事が無いんじゃないかという事があり、それが叶えられればいいなと思ってます。
今回は、エアコン清掃で、微生物クリーニングをしてきました。