2018/11/04常識に「?」マークをつける
5Sについて、よく?に思う事があります。
5Sは、5つの頭文字のSで、整理⇒整頓⇒清掃⇒清潔⇒躾(しつけ)の順で行うと上手くいくと、
お掃除博士とか、収納アドバイザーなる肩書をお持ちの方、経営セミナーの類の講師の方等々が、よく言われたり、本に書かれてたりするのを目にします。
私は、これが全てだと思ってません。
この最初の「整理」ですが、意味的には、要らない物と要る物を分けて、要らない物を全て捨てる、という事ですが、これが出来ないから、皆さん苦労してるんじゃないかなと、長年、床清掃をしてきて感じております。
例えばですが、実際に、弊社とご縁が出来てお付き合いを頂いているお客様で、最初は物が多くて整ってなかったところは、徐々に物が減って、ついには「整頓」・・物があるべきところにあり取り出しやすい状態になるか、又は、ある時一気に物が減って整頓された状態になります。
これは、どうしてそのようになったのでしょうか?
要らない物を捨てたから、、ではないですよね。その前段階があって、床がキレ~イになったので、「キレイな床」と「実際にごちゃごちゃした多くの物」とのギャップに違和感を感じ、反応したからだと思うのです。
ですから私は、床清掃、床洗浄においては、
「整理」⇒整頓⇒「清掃」⇒清潔⇒躾(しつけ)ではなく、
「清掃」⇒整頓⇒「整理」⇒清潔⇒躾(しつけ)の順番が
鋳型として頭にあります。
もっと言えば、清掃、清掃、床清掃、またまた清掃、床清掃、更に清掃、床清掃、何が何でも床清掃、ギャップギャップで違和感作って床清掃、、、みたいな意識を持って施工にあたってます。
床をキレイに仕上げ続けると、このキレイな床とごちゃごちゃした置物とのギャップの違和感に耐えられる人は中々いないようです。
たまらず、整頓整理、又は、整理整頓されて、部屋が綺麗になっていきます。
これは、間違いないデーターですよ。
ただ、こういう方は、いらっしゃいます。「ここは、清掃しなくて結構です。」とおっしゃる方。
物置的なスペースが欲しいのだと思いますが、ここは、しょっちゅう整理整頓しないから、ギャップを作らなくて良いよという心の中の声も、一理あるのだと思います。
以上になりますが、今回言いたかった事は、常識とか当たり前のように言われている事が本当にそうなのかなと、疑ってみる事ってメチャクチャ大事だなという事です。勿論、実際に検証してみる必要はあると思います。
この投稿は、実際の現実、現場、現物をもとに、5Sの常識とのギャップを感じ、検証し続けてみて、やっぱり順番違うよねって事で、投稿させて頂いております。
常識に「?」をつけると、それなりにエネルギー使います、、