2018/02/23目に見えない情報
前回の続きです。
もう一つの理由は、床面を均一な仕上がりにする事です。
実は、この現場に限って、見習のスタッフがよく洗浄ムラをつくって仕上げていました。この事に、私も再三、注意をしておりました。洗浄作業中のいくつかのポイントを伝えて、そうならないように作業から目を離さずにもしておりました。それでも、ムラを作る訳です。結構な緻密な作業でもあり、作業者としても、集中力も必要になります。
そんな中、別の階の売り場で作業をしている熟練の他の人達も、洗浄ムラを作ってしまっていました。洗浄機械で走ったラインがくっきりついていて、分かり易い例えで言うと、ロールケーキのようにくるくる回った模様を、部分、部分のエリア一帯に作ってしまっていました。
スピード、時間、段どりが揃わないと失敗してしまう為、AIではとても実現できないスピード作業です。
この経験を活かして、どうしたら上手くいくかを考えていった末、均一な仕上がりをたった1人で、短時間で作業出来るようになりました。
均一な仕上がりと言っても、目に見えない情報が整ったうえでの事で、奥の深い話になりますが、その気づきを得た事は様々な現場改善にも繋がりました。