2017/04/085Sの順序
5Sというと、整理➡整頓➡清掃➡清潔➡躾(しつけ)
という左から順番にするものだというのが、一般論です。
確かに、私達も作業箇所を清掃する際も、先ず、物を移動して何もない状態にします(整理)。
でも、これって、全てに当てはまらないよなって思います。
実際、床を清掃する場合、先ず、荷物を移動します(整理)。
次にですが、要るものと要らない物を分別してきれいに並べる(整頓)前に、清掃を行ってから、その後に整頓します。
整理➡清掃➡整頓・・・の順番です。
現場にいると、常識に縛られているというか、一般論を語っているにすぎない人の話を、鵜呑みにしてはいけないという事に気付きます。
実は、クローバーハウスの床清掃で起こる現象は、清掃➡整理➡整頓➡清潔➡躾です。
床清掃を定期で契約している殆んどのお客様は、物が減っていきます。ここまで辿り着くまでに、毎回、私達が繰り返し、繰り返し綺麗に床を仕上げていきます。「(床)清掃」の部分のみを、先ず弊社が忍耐強く行います。
すると、ある時点で環境に変化が起こります。床面だけでなく、それ以外の場所も物がドンドン減っていくのです。この現象が目に見えて起こると、私達も嬉しさが込み上げてくると同時に、丁寧に仕事をしてきて良かったなとフッと肩の力が抜けます。ある個所を繰り返しキレイにする事により、お客様が気付きを得られるのだと思います。この辺りから、お客様は、美意識が芽生えて、建物全体が清潔感ある綺麗な状態をキープしていき、リーダーなりが先頭に立って支持して、皆でキレイにしていくのだと思います(出来ない箇所や手間な箇所は、私達専門家にエアコンなり何なりをご依頼頂いてます)。
この現象は、定期清掃の清掃スパンが短い程、如実に表れます。
日常清掃をお客様が自分達の手で行う訳ですから、いろいろな事に気付きますし、整理整頓されて環境を良くする訳ですから、こういった事が実は会社の業績にも表れてくるのではないかなと感じます。
同じところを、繰り返し繰り返しキレイに清掃すると、他の場所との差に違和感を生じてくるのです。その違和感が、整理➡整頓➡・・・の行動へと繋がっていきます。
今日は、反論を恐れずに、5Sの順序について、現場で感じた事を投稿してみました。