2019/02/09美観維持12、、美観維持という言葉の誕生
こんにちは。
今日は、久しぶりに、仕事はオフ日です。
家でゆっくりしております。
正直、年末から今まで、仕事に追われてしまって、
やりたい事が出来ず、こういう時、創造力が欠如してる感覚は否めません。
思い切って、やらない事を決めて、お客様にもっと貢献出来る体制を作っております。
昔は、仕事、仕事、仕事で、仕事=労働、という定義が、私の中で、何のためらいもなく滞在しておりました。
ですから、1日でも労働を止めると、不安になるものでした。こういう時期というのは、あって良かった、経験してきて良かった、基礎体力がついた、と思う反面、
自分の本当の心の声に向き合えた、お客様の求められている事を、微量ながらも汲み取れるようになった、、というのは、やはり、労働から一歩引いたところで俯瞰しないと、中々、分かりえない事でした。
これまでお伝えしてきた、≪美観維持≫という概念は、先に記した労働時代から、創造的な営みを心がけてきた過程までに熟成してきたものになります。
そんな事でありますから、思いつきでしている訳ではありません。
苦しんできた思いや、どれだけ改善しても改善しても中々解が見つからないもどかしさ、時に、私の未熟な技術うえに与えてしまったお客様の失望感、、
それら多くの経験を経て、こんな事をお客様にして差し上げられたら良いなと思っていた事が言葉として沸き上がってきたのが、≪美観維持≫というギュッと今までの思いが詰め込まれた言葉なのです。
お客様から何気なくつぶやかれた言葉で、
「すぐに、光沢が無くなるんだよね。」
「何か、汚れやすい気がするんだよね。」
って、お言葉を頂く事があって、私自身も何でだろう?って同じ思いでした。
ワックスを磨き上げて光沢を出すバフという事もしてきましたが、それは、本当の意味での≪美観維持≫とはかけ離れており、
・ワックスを磨き上げた際の、粉の舞い上がり、舞い下がり
・バフ機の回転速度による、ホコリの舞い上がり、舞い下がり
・過度に固めて酸化させ、後に起こるワックスのひび割れ
・地雷を踏むかの如く、ビクつきながら注意してても、床を削ってしまい、お客様の心も、作業者の心までも削り込んでしまい、どこが美観維持なのか
そんな紆余曲折してきて、こちら都合の<美観維持>ではなく、お客様発信の≪美観維持≫がもとになって辿り着いたほんまもんの言葉であります。
これは私が経験してきた内容なので、他の誰が書ける訳でもありません。私が辿ってきたことが圧縮された、生々しい言葉であります。
前回記した、「太田さんの行っている理論とか、システムとかは、まだ分からないけど、現場いくつか見させて頂いて、大体分かりました。自分、バカじゃないんで、、」
とかいう言葉は、文脈、背景無視の、表面上の作業内容から今の自分の立ち位置、実力から発した言葉でしょうが、そんなちょっとやそっとじゃ分かりえないものです。同じ職業に身を置きながらも。
多分、こういう段階だからこういう解釈をしてるのかなとは思いながらも、斜に構えた姿勢が見えると、幾ら一生懸命伝えても身にならないという現象が起きるので、無理に教えようなんて偉そうな態度をとらない訳です。
こういう時期が私にもあったなと思いつつ、“あっ”て思った事があって、それが、『お客様の声』『お客様の声の裏側』に敏感になるという事です。
これが、今思えば、「労働」から離脱する一歩だったように感じます。
もっともっとお話ししたいのですが、相変わらず、時間が少しでも出来ると、長い文を書いてしまうというクセがありますので、またの機会にさせていただきます。
それでは、今回の美観維持動画です。
お客様の声に、何年もかけてきてお応えした 「作」 になります。
【施工前】2ヶ月毎の定期清掃です。
【洗浄後】キレイですが、目に見えない汚れを取り、ワックス被膜を整えます。
【施工後】これでキレイなままが、今後も続きます。
表面的な作業内容を見ても、何でこうなるかは分かり得ないのです。
ここまでに至る、ストーリーが全て入っておりますので、ほんまに濃い~です^^