2018/05/14キレイって、なんだろう?
どんなワックス床でも結構ですが、皆さん、「ワックス床のキレイな状態」とは、どんな状態を思い描きますか?
・ゴミや、埃が無い状態
・物が整っていて、整理整頓されている状態
・黒ずんだ汚れが無い状態
・キズが無い状態
・ワックスの艶に、清潔感を感じる状態
・ピッカピカ、ギラッギラな光沢状態 etc.
キレイと言っても、人それぞれ思い浮かべる事は異なります。
ただ、このどれをとっても、この条件だけは満たしておかないとキレイに見えない、あるいはキレイを保てなくなるという事があります。
それは、以前からお伝えしている、しっかりした「基礎被膜」の形成です。
これがしっかりしてないと、いくらワックスを厚~く塗ってギラつかせても、キズや汚れを巻き込んでいれば、綺麗を維持していく事など出来ません。一時的に光沢でごまかせても、あとから、見苦しい位の状態になり、後悔するだけです。
ギラッギラなワックスを時々見かけますが、これは業者の施工にも問題がありますが、光沢欲の過度に強い方に共通した現場です。美意識が強すぎるのかもしれません。例外なく、ワックスが分厚く重なっていて、キズや汚れを巻き込んでいます。
光沢一択なんです。
この状態から、先ずやるべき対処方法は、何だと思いますか?
光沢一択の方は、ワックスを更に覆いかぶさせれば光沢が出て、キズや汚れは目立たなくなると考えてしまいます。(当然、施工してしまう業者にも問題はあります。)
実は、この逆で、先ず、ワックスを無くす、又は徐々に減らしていくという事をしなければ、永遠にキレイになりません。そうしないと、キズや汚れというのは消えません。それを無くした後に、綺麗なワックスを塗って基礎被膜を形成していきます。その後のやり方は幾通りかありますが、光沢欲の強い方は、その後、厚めにワックスを付け足して塗ってもらってください。兎にも角にも、先ず、基礎被膜なんです。
当たり前と思われるかもしれませんが、当たり前でない事が、実際意外とあります。美の意識が強い事は良いのですが、物事は何にでも、基本、基礎、土台、原理原則があります。
「キレイにしようとすると、キレイにならずなのだ!」とは、ここでも当てはまります。
これまで書いてきましたが、強く擦ってキズ入れたり、洗剤希釈を濃くして汚れやすくしたり、溶剤で溶かしてワックスをダメにしたり、バフで圧力掛け過ぎて床を削ったり、キレイに見せようとして覆いかぶせたり、、
更に、最近、よく目や耳にするのが、『記憶にございません』、、、とかも同じでして、キレイにならずです。